“えころん”について
“えころん”はスウェーデン語で
“どんぐり”の意味です。
つづりは“Ekollon”です。
どこにでもあるけど、見つけたら
つい拾い集めたくなる。
そんな
どんぐりのような音楽の体験を、
たくさんの人々に届けたいと思って
名付けました。
2011年3月11日の東日本震災発生から時間がたつにつれ、人々の記憶がどんどん薄れて、各方面からの支援やボランティアの数も減ってきています。これからは全国の皆さんから後方支援を受けて、被災地に近い人間が率先して動く時期に差し掛かっています。
しかし、支援活動を個人のまま動くのでは限界があり(移動中の事故や怪我、活動中のトラブルなど、対応できない事態も想定されます)、長く継続するための母体が必要となりました。
そこで、一般社団法人東北音楽療法推進プロジェクト、略称TMTP(Tohoku Music Therapy Project)、愛称「えころん」は被災地となった三陸の町で、被災した人々に向けて音楽療法による心と体のケアを行ってきた音楽療法士が集まって設立しました。
音楽療法とは
懐かしい歌を歌うと、昔のことを思い出す‥
楽しい曲を聞くと、体を動かしたくなる‥
みんなで楽器を演奏すると、一体感があって嬉しい‥
音楽の持つ様々な影響力は心と体と、
そして人と人の“あいだ”に働きかけます。
この特性を利用して、
人がその人らしくいきいきと暮らせるように
利用する方法が、音楽療法です。
おんがくりょうほう、は“おんがく”の“りようほう”なのです。
音楽療法は専門の知識と訓練された技術を持った音楽療法士が行います。
当法人には臨床歴20年以上の音楽療法士が在籍し、児童、成人、高齢者それぞれの領域で多くの実績があります。
被災地支援活動では
東日本大震災の被災地となった三陸の町では、仮設住宅談話室で週に一回、音楽療法士による被災地住民に向けた音楽療法の活動「歌と体操のサロン」を実施しています。
・感情の発散
・回想による情動への働きかけ
・心肺機能の向上
・生活不活発病の予防
・楽しめる場の創造によるコミュニティ形成の援助
などを目的に、
・リクエストによる集団歌唱
・あてふりやリズム体操などの身体運動
・ゲームなどのレクリエーション活動
を行っております。
通常業務(収益活動)では
被災地支援の他、通常業務として各自治体、医療・福祉関連施設、教育機関などでも音楽療法を行い、収益金は被災地支援の活動資金として活用いたします。
◆高齢者の皆さん
老人ホーム、老人保健施設、グループホーム、デイサービスセンターなどの施設の他、各自治体で行われている介護予防教室などで音楽療法が活用されております。
◆こどもたち
保育園や子育て支援センターで音に親しみながら発達を促す内容の音楽療法を提供しております。お母さんたちも楽しめる内容になってます。
◆障がいを持つ皆さん
知的障がい、精神障がい、身体障がいを抱えた皆さんと一緒に、自分の気持ちを表現するための活動や、仲間作りを目的とした活動、社会で暮らしやすい自分を目指す活動を行なっております。
仕事の依頼について
音楽療法のご依頼、ご相談は当法人事務局までお気軽にお寄せください。
通常業務の報酬目安として、
セッション:半日あたり 1万5千円~(交通費別)
講 演 :1回あたり 2万円~(交通費別)
から、承っております。
※移動時間含め、半日単位を基本として承っております。
※報酬額は対象者・人数・内容・時間等により変化します。
詳しくは事務局までお問い合わせください。
お問い合わせ
法人概要
法人概要
法人名 | 一般社団法人東北音楽療法推進プロジェクト |
代表理事 | 智田 邦徳 |
法人形態 | 非営利型一般社団法人 |
事務所所在地 | 〒020-0824 岩手県盛岡市東安庭一丁目8-1 |
TEL/FAX | 019-656-7365 |
事業内容
- 音楽療法に関する事業
- 被災者支援事業
- 地域交流事業
- 地域啓蒙及び研修、相談等事業
- 福祉、教育、子育て支援等協働事業
- その他当法人の目的を達成するために必要な事業
設立メンバー
代表理事 智田邦徳 (日本音楽療法学会認定音楽療法士)
理 事 三井和子 (日本音楽療法学会認定音楽療法士)
理 事 佐々木良恵 (日本音楽療法学会認定音楽療法士)
事務局 澤瀬康博
顧 問 岡崎香奈 (日本音楽療法学会認定音楽療法士
・英国および米国公認音楽療法士)